依存症かも?

こんにちは蔡東植です。

先日まで応募していたコンサルですが
先週にやっと全員が
一回目のコンサルを終えました。

そしてちょっと興味深い話があるので
ここで取り上げて行きます。

それは依存症について。

コンサルに申し込んで来てくれた
クライアントさんと面談をしたのですが
その方は依存症から抜け出せず

それを何とかしたいと思い
コンサルに申し込んで来てくれたのですが

結論から言うと、かなり深い症状で
日々成長して行く形のコンサルよりも

専門的なワークを行っていく
マインドチェンジか
心理セッションコーチング開催の時に

もう一度申し込んで来てくれと
今回のコンサルはお断り致しました。

(そんな理由から開催は
まだ未定ですが早急に考えています)

と言うのも、トラウマは会話だけで
取れて行くほど甘いものではありません。

依存症などの複雑性トラウマは
心の深い深い部分にしまい込んでしまった
トラウマが症状を誘発するのですが

その大元のトラウマにたどり着くまでに
何層ものバリアで固めているので
表面からジワジワと溶かして行き、

「何があっても絶対に大丈夫」

と言う、カウンセラーの力量と
クライアントとの信頼関係があって
トラウマは溶けて行きます。

私がクライアントさんの心の問題を
扱う時にアドバンテージになるのは

知識や経験も大きいですが
コミュニケーション能力が特に
必要だなと自分では思っています。

もちろん、信頼関係については
長年メルマガを読んでくれている
だけでも構築されるので、

そこも大きく、今回のコンサル
参加者も14年選手がいて

何と14年間メルマガを読み続けてくれた人が
いたので大変ありがたく思っています。
(本当の初期の頃の読者さん)

そして依存症なのですが、
また鬱病や対人恐怖みたいな
はっきりと分かる心の病気とは違い

誰でも持っていそうな、

一見、普通に社会生活は送っているけど
特定の何かに依存してしまう。

依存さえなければ本当に
どこにでもいる普通の人。

そんな曖昧な感じがしますが、
依存症はかなりこわく

薬物依存、性依存、ギャンブル依存、
アルコール依存、買い物依存、投資依存、
ネット依存、ゲーム依存、などなどが代表的です。

ただし、

依存症でもトラウマから来る依存と
ストレス解消の依存は違います。

1・トラウマの依存は日々生きるのが
ストレスになり依存対象でストレス発散。

2・ストレス解消の依存は
人間関係、仕事、プライベートの問題に
目を背けたいので、依存対象でストレス発散。

殆どの人は2の方を大なり小なり
経験があると思います。

仕事や勉強をやらなくてはいけないのに
ユーチューブや漫画、ゲームに逃げる。

甘い物やジャンクフードを食べて
何故かボーッとしてしまう。

これは負荷がかかっていない時は
そこまで依存対象に嵌る事はありません。

しかし、トラウマから来る依存は
生きている事がストレスになるので
依存するものがないとストレスを発散できません。

ようは依存対象が心の支えになり
その人を支える役目になっている訳ですから。

常人には理解できないと思いますが
よくあるリストカットも
自身を傷つける事でストレス発散し
生き延びている術になります。

では、なぜ依存するようになったかと言うと

「不安」「孤独」の得も言われぬモヤモヤを

「刺激」を注入し忘れ去りたい。

ただ、刺激は一過性なので、
何度も何度も繰り返すうちに
依存症になって行くパターンです。

その奥底には「存在価値」があります。

はい、この言葉は私が昔から
よく使っている言葉ですが、
恋愛ももちろん大きく関係してきます。

依存は不安と孤独と刺激ならば、

恋愛は相手とうまく行く関係を築ければ
そのすべてを叶えてくれます。

もちろん、うまく行けばの話ですが、
ここでもいつも言っている

「子供の時、満たされなかった欲求はパートナーに求める」

依存体質の方は更に、

「100%私(僕)を認めて愛してくれ」

これがあって初めて安心します。

パートナーが本当に出来が良くて
無理難題をクリアできれば、

強制的に快楽に陥る類の依存症以外の
依存症からはある程度は解放されますが、

実際の所、そこまで深い愛情と
自己犠牲の精神を持って人と接する事が
出来る人は多くはないと思います。


そして今日お伝えしたかったのが、
依存しているからヤバい!と思う前に
今の状況を俯瞰してみて下さい。

何か特別に負荷がかかっている状況、
その状況から目を逸らすために
逃げの依存はそこまで深刻ではありません。

ただ、日々生きているのが辛く依存対象に
長年嵌っているのであれば不安、孤独を
紛らわすための依存になっているので、

その場合は、今日の話を理解しておいてください。

何故それをしてしまっているのか?の
原因が分かるだけも随分と心持が違ってきますから。